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Yahoo!ブログ閉鎖によりYahoo!から移行しました。吉田の講義、考察などを書いていきます。

2010-01-01から1年間の記事一覧

内面から外面へ 監視カメラと犯罪

「監視カメラ」と犯罪の問題について調べものをしていて、思ったこと。監視カメラの設置を後押ししている考え方に、「犯罪原因論」から「犯罪機会論」へという議論があるようだ。直近の動向は分からないが、この数年でこうした言説はずい分と活字メディアやw…

「情報社会において個人の自由は存在しない」

先日の授業のディベート論題です。論題の用語定義自由:強制ないしコントロールされずに本質的に自らの意思に従って行為できること。ただし、他者の自由を自らの行為によって自らの自由以上に侵害することを避ける目的で、その程度に応じて自らの自由が制限…

【情報技術思想論】今年度の作品一覧

今日の情報技術思想論は、「博士の異常な愛情」を扱うことにします。先週受講者からとったアンケートを参考にして、次の作品を扱うことにしました。1:「モダンタイムズ」すでに終了2:「博士の異常な愛情」3:「攻殻機動隊」4:「イヴの時間」5:「マ…

【ガバナンス論演習】フリーライドについて

今年度の私の担当会の最終テーマは「フリーライド」にしました。参加論で論じたように、フリーライドはガバナンスを構築・運営していく上で一つの大きな問題です。フリーライドとは何か、どんな種類があるのか、どうして起こるのか、どういう問題があるのか…

【ガバナンス論】 合意論2010

合意は、「グッド・ガバナンス」の基本性格と考えられている。合意は、そのガバナンスが成員たちにとって納得のいく舵取りなのかどうかに関わる。納得のいく社会を作りたい、納得のいく社会で自分の人生を生きたいと思うなら、合意論はガバナンス論の一つの…

【ガバナンス論】 参加論2010

前回は、斉藤による公共性概念の分析を踏まえて、ガバナンスにおける「公共性」の理念について考えました。今回は、こうした理念を実現しようとしてガバナンスを実践する上でもっとも重要なファクターとなるであろう「参加」について考えてみましょう。2009…

【ガバナンス論】 公共性論2010

今年度のガバナンス論では、第一回にはガバナンス論概説として、「ガバナンス」という観点の登場とその概要を紹介しました。第二回では、ガバナンス論の諸相として、ローカルガバナンス、メディアガバナンス、インターネットガバナンス、コーポレートガバナ…

ブログ再開します

多忙に紛れ長らく休眠していましたがブログ再開します。情報学部に来て4年目となり、特に運営の仕事で多忙です。この前期くらいでこれもピークかと思っています。そうでなければ実際これ以上は無理ですね。研究、教育が本分なのだから、さすがに今年度はす…