2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧
浜松には航空自衛隊の基地がある。よく訓練の爆音が響いてくるし、通勤途中で目の前をE-767かな、巨大な警戒機が横切ることもある。僕の中で自衛隊は、なぜか「辺境」のイメージがある。十勝の雪の原野、樹林の広がる富士山の裾野、日本海の深い入り江の内奥…
僕は、浜松のことを心の中で「哲学の辺境」と呼んでいた。なぜなら、この町では哲学的な思いは意識されにくいように感じていたから。浜松には「谷島屋」という大きな本屋がある。サイードの『オリエンタリズム』(平凡社ライブラリー)を購入しようと思って…
センター試験が終わってひといき。受験生も緊張しているけど、負けないぐらい大学側も気を使っている。自分が受験したときもそうだったんだろうなーとふと思ったり。大学側としては、できるだけ条件が均等になるよう、よいコンディションで受験できるよう、…
最近、このブログはほとんど自分だけの思考ノート化している。6日の文章なんて、ほとんど誰が読んでも意味不明だろうな、と苦笑しつつ。まあいいか。窓から海を見ると、普段は空と海の境界もはっきりしないで広がっている遠州灘に、太陽の照り返しがぎらぎら…
従来からの抽象的な哲学・倫理学理論というのがある。これに対して、個別性と自分、特定の社会、時代と出来事を無視しない事例からの倫理・哲学のあり方を求めている。まったく個別的な議論は学問としての価値を持たないだろう。倫理は、言葉にさえならない…
今年もよろしく。ここには日々の思いつきや感想、批評めいたことしか書いていないけれど、それはそれで自分の考えを整理するきっかけにはなっているようです。ときどき見てくれてる学生や遠くの友人がいるようなので、今年もあれこれ書いていこうと思ってい…