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Yahoo!ブログ閉鎖によりYahoo!から移行しました。吉田の講義、考察などを書いていきます。

2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ガバナンス研究会の「活動」と立て看づくり

ようやく発足一周年を過ぎた情報学部の自主ゼミ「ガバナンス研究会」はとにかく「活動」(H. アーレント)を重視してきました。この研究会は、もともと私の前任者の学生の卒業論文を、前任者のゼミ員と後任の私が一緒に検討しようという、非公式の卒研ゼミと…

インディアン・ポーカー

インディアン・ポーカーは、妙なゲームです。伏せたトランプひと組から各自が一枚ずつ取って、そのカードを自分では見ずに人にさらす(そのために自分のカードを相手に向けて自分のおでこにかざす)。お互いに、自分以外のカードをよく見比べて、賭けるか勝…

囲碁へのいざない

力の入って恥ずかしいエントリを下に押しやるために、囲碁の宣伝をします。私の囲碁履歴:子供のころに父親やじいさんに教わったが、将棋の方がなんとなく好きで、囲碁はまじめに勉強したこともなく、ルールに毛の生えた程度にしか打てないまま、現在にいた…

3-10 命のガバナンス ガバナンスの命

がまん神殿で、vanyaさんは22日づけの「3-10 感想」に対する批判的エントリを書いてくれました。強めに打ち返してみます。まずリアリティ(実感という程度のいみ?)のない問題設定に対しては、リアリティのある判断はできない、とのコメントには同意します…

さらに3-10 ステレオタイプのイメージについて

redtail2733さんが、3-10ゲームでのステレオタイプ・イメージについて書いています。「社会の役に立つのは理工系だ」というのは確かに現代日本社会の先入観の一つだと思います。私自身も人文社会系で生きることにした(なった)人間なので、同じ立場のIDの学…

「合法的でない手続きによって定められたルール」について

次回の情報モラルデザインの授業では、以下の論題についてディベートを行ないます。「合法的な機関や運営者によって、合法的でない手続きによって定められたルールに従う義務はない」これについて、肯定側、否定側に分かれて意見を出し合ってみましょう。注…

3-10 つづいて

受講者を外から評価するだけでなく、私もまた「私だったら」を考えてみよう。私は、ともかく権限のある人から、3-10において「決定せよ」と命じられた。そこで「決定(参加)者としての私」の採るべき、採りたい行動を考える。私が 銑のうちの誰でもないとす…

3-10 感想

生き残れる人数が7人に限られている状況を仮定して、10人の中から死ななければならない3人を選び出すというスリー・テンゲーム。10人( 銑)は、それぞれ、(杆郢痢↓ぅ廛蹈汽奪ー選手、有名な小説家、╂顕蹴惻圈etc.と役割を持っている。昨年度のコメントと同…

ガバナンス研究会&吉田研のページ

情報学応用論の研究室紹介にせかされて、開設しました。まだコンテンツはほとんどありません。。ガバナンス精神でwikiを使って協営?していく予定です。うまくいくのかいな? 経験のない吉田は不安を感じつつ。ですが、せっかくなので宣伝しておきます。有志…

報道の中立性とコメンテーターの役割り

「そらいろブログ いちご味」ペルソナさんが面白い問題を具体的に提起していました。便乗して私がとりあげたい論点は、事件などを簡潔に紹介していくニュース番組は、コメンテーターがあれこれとコメントをつけるニュース番組よりもまだ中立的と言えるかどう…

「空気読めよ」、、

三丁目さんの言うように、たしかに日本人気質なんでしょうね。「空気読めよ」は一種のツッコミですよね。ただ私としては、その言葉にはなんだか無条件的な抑圧を感じることも多いです。印象としてですが、今の子たちは、そんな無理に空気読んで合わせなくて…

松菱跡地問題 「ホームレス問題」について

そろそろ書きます。説教くさい話ですみません。グループ・ディスカッションで、「ホームレス」と呼ばれる人たちがいることについて、「問題」と捉えているグループがいくつかありました。ブログでも書いてくれました。確かにそうかもしれません。でももし、…

匿名の必要性 2

三丁目さんは以下のような指摘をしています。http://ameblo.jp/3choume-no-neko/entry-10032060748.html「『やりたいことがあるのに、伝えたいことがあるのに、他人の目が気になって行動できない』そんな人のために匿名性はあるんだ、って思ったの。決して責…

すでにして、祭りへの参加資格

問題設定自体を破壊してしまいますが、そろそろ書いてしまおうかな。実は私は次のように思いました。「祭り」っていうのは本質的には議論やコントロールとは相性が悪くて、本来は自然発生的に、ごく自然に参加すべき人が参加し、自然発生的に何か象徴的なこ…