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Yahoo!ブログ閉鎖によりYahoo!から移行しました。吉田の講義、考察などを書いていきます。

興味が湧かない?-2

むしろ、授業で課題を出す(受け取る)過程は、その場の当事者の状態同士のマッチングの過程であるだけでなく、相手とのやりとりでその中ですこしでも生産的な方向へ自分と相手を変容させて、そうして合意(同化)にいたるプロセスだと捉えるほうがはるかに面白いし有意義だと思います。

合意形成は確かに利害調整の場ですが、それだけでなく、そのプロセスを通しての成長(変化)と創造の場でもあるはずだというのが私の考えです。

ですから、もし私たちの考えた課題に興味をもってもらえなかったら残念ですが、「そもそも「興味のあることに参加する」こと」を前提にするのは、その前提を選んでしまうことについてはなにも強制的なことは言えませんが、あまり面白く生産的ない選択ではないのではないかと思います。

それよりもむしろ、もしあの時間をもうしこし有意義に過ごしたいという立場からの批判であったなら、こうしたらもっと興味が持てるという提案を提題者と参加者の双方に提案することが合理に生産的だと言える選択肢ではないでしょうか??

似たようなことをここの学生の情報学部への不満にも感じたことがあります。
ぜひ考えてみてコメントなどよろしく。