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Yahoo!ブログ閉鎖によりYahoo!から移行しました。吉田の講義、考察などを書いていきます。

家貧しくて孝子出ず

今日のガイダンスで触れた、学部での自主ゼミ、自主活動について、私はいくつか関わっていますので、紹介しておきます。

「ガバナンス研究会」 授業時に紹介した通り、学部・プラグラム・研究室・学年を超えた、学生同士の自主勉強会。自分の興味あることを発表したり、映画を見たりして、ディスカッションをします。私はオブザーバ参加で、4年生あたりが中心になって運営しています。水曜の午後(たぶん15時くらいから?)J2729にて

「J-文庫」(写真) 情報学部2号館の東の端に、小さな本棚があります。誰でも自由に興味ある本があったら持っていってもよいし、いらない本があればここに寄付するという、JRの駅などによくある「○○文庫」と同じシステムです。4月には、退職された先生や卒業生が寄贈してくれた高価な本や後輩が使う教科書が無料で手に入る貴重な機会です。利用すると経済になるでしょう。これを学生有志が管理・運営しています。本好きな人は、参加すると勉強にもなり、また真っ先に欲しい本が手に入るかも。J-文庫の棚においてある案内をみて、メールで連絡するとよいでしょう。

「語る会」 情報学部教務委員会(学部のカリキュラムや授業のマネジメント担当の教員組織)と共催で、毎年度、「情報学部を語る会」(リンクは学部イベントページ 2008.11.17に開催でした)という、カリキュラムその他について学生と教員が意見交換する会を運営しています。9-10月ぐらいに、新しいメンバーを募集していますので、協力したいというひとは、ぜひ参加しましょう。

佐藤教員、赤尾教員からもお話がありましたが、学部内にはほかにもすでにいくつかの勉強会や研究会、まとめて自主ゼミなどと呼ばれるサークル?があります。完全には把握していませんが、理論系、語学系はもちろん、作品鑑賞系、まちづくり系、社会調査系の他、PC系、システム系、コンテンツ系、それに心理系ってのもあるのでしょうか、そして、自分で新しく作ることもできます。大学でなくてもできるような活動もたくさんありますし、それはそれで面白いでしょうが、そういう活動にどっぷりという予定の人も、経験者として言わせてもらうなら、それだけだと逆に自分の視野や可能性を狭めてしまうかもしれませんよ。

それらの自主ゼミ情報のうち、自分たちで公開してもかまわないというものは、昨年度の上記「情報学部を語る会」での学生からの要望で、オープンにされることになりました。二号館二階のJ24の斜め向かいぐらいの廊下の掲示板です(が、まだあまり利用されてません…)。知的好奇心や学問、勉強は、関心が近ければ基本的には、誰でも参加できる(べき)ものだと私は思いますので、どの研究会も参加したければ、いつでも自分からコンタクトしたら入れるはずです。せっかくの情報、機会なので、ぜひ自分の興味ある勉強会を見つけて(作って)ください。(正直言って、こうした自主的な勉強以外、本当のいみでの勉強などない、と私は思っています。あえて、カリキュラムとして開講されている授業のことには直接触れませんが、単位のために勉強するってことは、いったいどういうことなのでしょうね?)

とにかく、どんなことでも、誰かの企画したイベントや活動(授業も含めて)を享受するよりも、自分が企画に参加したほうが数倍楽しいものでしょう。ただ享受するのはラクなことですが、大学にいるということで得られるメリットを生かすことを考えるなら、積極的・自主的になんでも関わっていくことを勧めます。で、ガイダンスでも話がありましたが、失敗したら何度でもやり直せるのが、確かに学生の特権でしょう。そしてこれこそ、「ガバナンス的精神」かなと思います。

とりあえず、あちこち覗いてみて、学部の中に、自分の居場所をいくつか作ると、荷物の置き場やお茶の場所が確保されるだけでなく、同じ関心を持つ友人や先輩ができて、勉強が楽しくなるでしょう。それ以外の勉強なんて…、まあ、個人的には楽しくありませんよね。としたら、大学の最強の過ごし方は、自分の授業を全部、実質的に自分たちの自主ゼミのようにしてしまうことでしょうね。

ちなみに、タイトルの言葉は、私が院生の時、当時の私の先生があるとき私たちに言ったことばです。そういうわけです。